「読書録」カテゴリーアーカイブ

「BORN TO RUN 2」/クリストファー・マクドゥーガル+エリック・オートン

 BORN TO RUN 2
 ◎
 ベストセラー、BORN TO RUNの続編。トレーニングのガイド本だが、前作の登場人物の後日談が載っているのがうれしい。
 シューズに関しては以下の意見に共感。

ロード:「初代のAltra Solstice(アルトラ・ソルスティス)がずっとお気に入りなのですが、そのあとジム用のシューズに路線変更して台無しになりました。

「どんなシューズでも私が最初にするのは、インソールをはがすことだ。あの無駄などろどろの層がないだけで、どれだけ履き心地がよくなるか、きっと驚くだろう」

「網野善彦対談セレクション(1) 日本史を読み直す」/網野善彦

 網野善彦対談セレクション(1) 日本史を読み直す
 ◎
 対談集なので読みやすいが、中世日本の基礎知識があればもっと面白いだろう。充実した脚注に助けられた。
 東国にヤマト朝廷とは別の政権が樹立され、「日本列島=全部日本国」ではない、という世界線があり得たという話をツイッターで見て関心をもった。
 縄文時代には「日本」なんてものはないし、中世でも北はアイヌ・南は琉球・中央部では群雄割拠の地方政権、というのが実態だったとすれば、「日本人はどこから来たのか」などという問いの立て方自体がおかしいのだ。

「中野ブロードウェイ物語」/長谷川晶一

 中野ブロードウェイ物語
 ◎
 サブカルの聖地、中野ブロードウェイ。しかしその上層が高級分譲マンションになっていることはあまり意識されない。住人や店主、関係者のインタビューを交えて、この建物がいかに成立し、当時はどのような位置づけであったのか、が明らかになる。著者も住人の一人であるとのこと。

「サはサイエンスのサ」/鹿野司

 サはサイエンスのサ
 著者の没後に刊行された完全版。表題はブラッドベリ作品のオマージュだろう。
 もとはSFマガジンに連載されていたわけだが、私が雑誌を読んでいた時期とはかぶっておらず、読んだ記憶はない。
 読みやすい口語体で科学や社会のあれこれを語るエッセイ集。手元に置いておき、寝る前に一編ずつ読むのに適している。