「プロジェクト・ヘイル・メアリー〈上〉」/アンディ・ウィアー

 プロジェクト・ヘイル・メアリー
 ◎
 映画にもなって話題の作品、やっと読み始めた。
 途中、司令官の女性がプロジェクト遂行のための人選に悩む場面がある。

「(略)その一連の遺伝子群を持っている人間は平均して7000人にひとりしかいないということなの」
 ぼくは椅子に深くすわりなおした。「うわあ」
「そうなのよ。最適任者を送るというわけにはいかなくなりそうなの。7000人にひとりのなかの最適任者を送ることになるの」
「平均すれば3500人にひとりです」

 3500人にひとり、と言っているのは前向きな主人公のセリフだ。初めは意味が分からなかった。なんでいきなり母数が半分に?
 これは、7000人にひとりの適任者を見つけるための試行回数は平均すれば3500回(1人目は外れ、2人目は外れ、…、n人目は適任!とすると、n=1で適任のこともあれば、n=6999まで外れ続けることもあり、平均すればn=3500に落ち着く)、ということだろう。思い当たるまで時間がかかりすぎてしまった。
 これ、どっちも「平均」と言っているが、原文でも同じ表現なんだろうか?

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