「逃亡者の社会学」/アリス・ゴッフマン

 逃亡者の社会学
 ◎
 白人女性である著者が、大学での社会学のフィールドワークとして、低所得の黒人街で暮らし、観察・分析を行った記録。
 学問・フィールドワークとして妥当かどうかはだいぶ議論が巻き起こったらしい。
 だが、読み物としては最高に面白い(異文化なので)。そして、著者自身が単なる観察者ではなく、黒人たちに共感して「ある行動」を共にしてしまうあたりは、成長する若者の青春物語でもあるのだろう。
 

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