世界でもっとも強力な9のアルゴリズム
◎
理系でなくてもわかりやすいように、有用なアルゴリズムの仕組みを解説。
私が目指したのは、読者に偉大なアルゴリズムについての知識を仕入れてもらって、日常のコンピュータ操作のなかでもこれはすごいと感じてもらえるようにすることだ。
著者の目的は十分達せられている気がする。
世界でもっとも強力な9のアルゴリズム
◎
理系でなくてもわかりやすいように、有用なアルゴリズムの仕組みを解説。
私が目指したのは、読者に偉大なアルゴリズムについての知識を仕入れてもらって、日常のコンピュータ操作のなかでもこれはすごいと感じてもらえるようにすることだ。
著者の目的は十分達せられている気がする。
公務員のデザイン術
○
内容はおおむね納得のいく基本的な事柄。公務員、という視点でまとめたことが新しいくらいか。
懐かしのワードアートが大々的に非推薦なのも当たり前だが、出版時点で既にかなり古かったのでは?という気もする。
数の発明
◎
人類が生まれながらに識別できる数量は、「1」「2」「それ以上」程度のもので、3以上は文化的な伝承により後天的に身に着ける能力らしい。
地球上のあまりにも多くの言語(話者は少ないが)において、数のとらえ方が様々である例を見せられると、「数学は宇宙の真理であるから、宇宙人との意思の疎通のきっかけにもなるだろう」等という考え方も、素朴な誤りに思えてくる。
五日市憲法
◎
大日本帝国憲法の発布前に、各地で私擬憲法の草案が作られた。その中に「五日市憲法」というものがあるとは聞いていた。
よく普通に紹介されるので、発表当時から有名な草案なのかと思っていたら、著者が1968年に発見したのだという。割と新しい昭和の発見だったわけだ。
著者がそこから研究に携わるようになった半生を振り返る良書。
シュメール人の数学
◎
予備校講師の市井の研究者が、楔形文字で書かれた古代の数学を読み解く。
楔形文字が読めるようになっていることがすごいし、数学の知識で古代人の思考とつながっているのも面白い。本物の研究者。