「危機と人類」/ジャレド・ダイアモンド

 危機と人類(上) (日本経済新聞出版)
 危機と人類(下) (日本経済新聞出版)
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 人間が個人的な危機に陥った時にどう対処するか?といった心理学的な研究を、国家レベルの危機に適用しようとする試み。日本は明治維新の開国と、現代が取り上げられている。
 個人的な危機を克服する要因といわれているものが12個挙げられている。

  1. 危機に陥っていると認めること
  2. 行動を起こすのは自分であるという責任の受容
  3. 囲いを作り、解決が必要な個人的問題を明確にすること
  4. 他の人々やグループからの、物心両面での支援
  5. 他の人々を問題解決の手本にすること
  6. 自我の強さ
  7. 公正な自己評価
  8. 過去の危機体験
  9. 忍耐力
  10. 性格の柔軟性
  11. 個人の基本的価値観
  12. 個人的な制約がないこと

 国家の危機でも、これらの要因別に分析することで解釈が可能なのではないか、ということだ。例えば、5.は「他国の危機対応に学ぶ」、12.は「地政学的な制約条件がないか」といった具合だ。
 

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