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「地と模様を超えるもの」/趙治勲

 地と模様を超えるもの―趙治勲の囲碁世界
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 なんで読もうと思ったのか?何かの記事で紹介されていたのだと思う。
 何事であれ一流の人の考え方には学ぶところはあるが、囲碁のルールを全く知らない私には細部は難解であった。
 「地」「模様」の意味するところ自体がよくわからないが、私の解釈では、石の並びが堅固な陣地なのか、戦略的には意味のない置き方になってしまっているか、という意味付けのようだ。著者の目指す棋風が「それを超えるもの」ということは、一見意味のない捨て石のようでも、後で効いてくることがあるとか、全体を大きくとらえると個々の石の並びにとらわれない方が良い、といった大局観みたいなものだろうか。