「サカナとヤクザ」/鈴木智彦

 サカナとヤクザ: 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う
 ◎
 著者はヤクザ物の雑誌記事を得意とする人らしい。そのへんは全く興味がないのだが。
 アワビ、ナマコ、カニ、ウナギ…漁業のダブルスタンダード、密漁といった業界の闇を丹念に体験取材して描かれている。日本の漁業において、どの魚種でも、暴力団の関与がないところなどなさそうに思えてくる。「暴力団」というくくり方もとらえ方の問題で、ボーダーラインは、構成員~荒っぽい漁師、といったグラデーションになっているんだろう。
 

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