「みんなちがって、みんなダメ」/中田考

 みんなちがって、みんなダメ
 ○
 イスラム神学者である著者の語りを、人生に悩む若者向けに(?)まとめ直した本。
 神の前では、人間はちっぽけで愚かでダメな存在なんだ、という認識が根底にある。これはムスリムに共通の一般的な認識だろう。そういう意味で、イスラム教徒になれば「つまらないプライド」などのこだわりを捨ててラクに生きられる、というのは事実だと思う。
 著者本人は、単にイスラム教徒であるだけでなく、カリフ制復興を目指すというやや過激な思想家でもあるので、

私はイスラーム文明論者なんで、イスラーム的に誤ったものは滅んでもかまわないという立場です。

といった面をもう少し知りたかったんだが、そういう本ではなかったようだ。
 

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