「スウィングしなけりゃ意味がない」/佐藤亜紀

 スウィングしなけりゃ意味がない
 ◎
 久しぶりの読書、一気読み。
 第二次大戦、ナチス政権下のドイツで、JAZZとアメリカ文化に興じる上流階級の御曹司たちがいたという。私は御曹司ではない(経済的にも、年齢的にも)が、彼らが「おバカの帝国」と自国を罵りたい気分には完全に同調した。主人公=語り手の両親の最期の迎え方には、ちょっと羨望を抱くぐらいだ。
 この本、英訳・ドイツ語訳したら結構売れるんじゃないだろうか。

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