「貨幣進化論」/岩村充

 貨幣進化論―「成長なき時代」の通貨システム (新潮選書)
 ◎
 原始社会での貨幣の発生を描く第一章「パンの木の島の物語」が、畑違いの分野の話にうまく引き込んでくれる。そこから金本位制、ブレトンウッズ体制、変動相場の世界へと歴史をたどってくると、現代の通貨はずいぶん新参者で、たまたま運よく通用してるにすぎないのだな、という気になる。
 

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