「坂本龍馬」の誕生: 船中八策と坂崎紫瀾
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坂本龍馬の「虚像」部分がどのように形成されていったのか、の論考。特に、船中八策の成立過程に注目する。最初の伝記を著した坂崎紫瀾の思想背景がキーになる。
というか、坂崎紫瀾という作家自体、なかなか面白い人物だな。こんな報道もあったところで、タイムリーな読書でした。
日別アーカイブ: 2017年11月19日
「龍馬 最後の真実」/菊地明
龍馬―最後の真実 (ちくま文庫)
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脱藩から船中八策、龍馬暗殺に至るまで、テーマごとに虚像と実像を切り分けている。一般に、最も興味を引くのは暗殺の真犯人は誰か?ではないだろうか。新撰組と言われているが、実際は…。
無理な机上の推理ではなく、公式記録から結論が述べられている。